ノットが時計学校の学生たちとクラウドファンディングを実施(1/1) – クロノス日本版



「文字盤意匠コンテスト」受賞3作品。クォーツ。平均月差±20秒。SS(直径36mm、厚さ6.5mm)。重量25g。※2018年1月末までメーカーズ ウォッチ ノット表参道ギャラリーショップで現物展示中。

 今日、時計大国と言われるまでに成長した日本の時計業界。しかし未来に目を向けた時、技術者の後継者不足が深刻な問題として浮かび上がる。国内で技術を教える専門学校は数えるほどしかなく、加えて学生たちには学費と高価な教材費の負担が課せられる。また卒業後も、就職先の選択肢は多くはない。

 こうした時計の教育現場における厳しい現状を見つめ、産学連携プロジェクトを発足したのが、メーカーズ ウォッチ ノット(以下、ノット)だ。
 ノットは2014年にクラウドファンディングサイト「Makuake」を使用して誕生した国産腕時計ブランドである。今回、ヒコ・みづのジュエリーカレッジ(以下、ヒコ・みづの)と連携し、再び「Makuake」を通したプロジェクトを実施した。
 
 このプロジェクトは、学生たちがデザインした時計を製品化し、それを元に学校への支援金を集めるというもの。デザイン者は「文字盤意匠コンテスト」としてヒコ・みづので時計修理製造を学ぶ全学年から有志を募った。学生たちはノットの企画開発担当者と2016年末から1年以上にわたりミーティングを重ね、オリジナルの文字盤デザイン案を作成、十数案を提出した。この中から最終的に選定された3作品が、「Makuake」で集めた資金をもとに製品化される。
 またこの製品化された時計が支援者へのリターンアイテムとなるが、2017年12月22日の公開から早くも1週間ほどで、目標金額300万円を集めることに成功した。この支援金から諸経費を差し引いた全額が、ヒコ・みづのに寄付される。

 プロジェクトを通して、学生たちはイメージを形にする面白さも発見しただろう。日本の時計業界の未来に一筋の光が差す話題である。


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