ファストリ9-2月期、31%の営業増益 – FashionNetwork.com JP



 ファーストリテイリングが発表した17年2-9月期連結決算は、売上高が0.6%増の1兆175億円、営業利益が31.5%増の1306億円となった。中国大陸および東南アジアのユニクロ事業が増益をけん引した。一方で、ジーユーを含むグローバルブランド事業は減益。
Uniqlo Osaka

  国内ユニクロ事業の2-9月期売上高は、0.3%増の4551億円、営業利益は7.3%増の687億円と増収増益。冬のコア商品が順調に推移したほか、2月の春物商品の立ち上がりが好調だったことが売上をけん引した。EC含む既存店売上高は0.1%増となっている。また、引き続き「毎日お買い求めやすい価格」戦略をとり値引き率をコントロールしたことから、売上総利益率も2.1ポイント改善した。
 
 国内におけるEC事業の売上高は11.7%増の282億円で、売上構成比は前年同期5.6%から6.2%へと拡大。グループは、EC売上構成比を30%まで引き上げる目標を掲げている。
 
 海外ユニクロ事業は、売上高0.9%増の3928億円、そして営業利益は65.9%増の487億円と大幅な増益となった。特に中国大陸と東南アジアでの増益幅が大きかったという。また、東南アジアでは、現地向け企画商品の成功や、昨年9月にシンガポールにオープンしたグローバル旗艦店による知名度の向上などが貢献し、既存店売上高も高い伸び率を達成した。北米では、米国で赤字幅を大幅に縮小させたほか、昨年9月に進出したカナダでもトロントの2店舗が好調だとしている。欧州でも増収となったが、出店加速による経費増加の影響で若干の減益。
 
 「ユニクロ」ブランドのグローバル化を進めているファーストリテイリンググループは、今秋にスペインのバルセロナに1号店オープンを予定しており、今後もイタリアのミラノなどその他欧州主要都市にも出店拡大を計画しているという。2017年2月末時点における海外のユニクロ店舗数は1029店舗で、前年同期末比139店舗増となった。
 
 グローバルブランド事業に関しては、売上高は0.5%増の1681億円と横ばいだったものの、営業利益は29.7%減の100億円だった。特に大きな減益となったジーユー事業は、16年秋冬商品の不調による在庫処分が影響し、売上総利益率が低下したことが要因だという。今後は国内だけでなく、海外でも積極的に「ジーユー」ブランド出店を進めていく方針で、2017年3月には、上海、台湾に続き香港にも進出している。
 
 その他、「セオリー(Theory)」は増益、「コントワー・デ・コトニエ(Comptoir des Cotonniers)」は減収となったものの営業利益は横ばいで、「プリンセス・タム・タム(Princesse tam tam)」および「ジェイブランド(J Brand)」は引き続き赤字だった。
 
 先月には、有明の新社屋Uniqlo City Tokyoにて「有明プロジェクト」を発表、「情報製造小売業(=Digital Consumer Retail Company)」を目指す指針を明らかにしたファーストリテイリング。情報収集から商品化、物流、小売までサプライチェーンのスピード化を行い、生産性と利益の最大化を図っていくという。

 17年8月期通期業績予想は据え置き、売上高3.6%増の1兆8500億円、営業利益37.5%増の1750億円を見込む。
 

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