マイアミ・アート・ウィーク、話題をさらった注目トピックス8。 – VOGUE JAPAN





マイアミ・アート・ウィークでは、メインのアート・バーゼル&デザイン・マイアミ以外にも、注目イベントが目白押し。鏡の迷路からカニエ・ウェストの巨大スマイルまで。開催中、話題をさらった8つのトピックスをピックアップ!

女性アーティストたちがフェアを席巻。

性暴力被害を訴える「#MeToo」ムーブメントが全米に拡大し、先月も「アーモリー・ショー」のディレクターでアートフォーラムの発行人がセクハラ問題で解雇され衝撃が走るなか、アートの世界で活躍する女性がバーゼルで表舞台に立ったのは当然のことと言えるだろう。

今シーズン最も期待されていたひとつ「フェア」は、ゾーイ・ルーコフとアンソニー・スピネロが収集した女性による非営利アートフェア。マイアミのダウンタウンに位置する広大なオープンエアのショッピングセンター「ブリッケル・シティ・センター」を舞台に、「性の不平等」「公平な賃金」「女性の権利」といった問題に焦点を当てた。出展作品は、女性アーティスト集団「ゲリラ・ガールズ」の巨大ビルボードやオノ・ヨーコの「ウィッシュ・ツリー」、来場者が自分の願いを木の枝に結び付けるコラボ・パフォーマンス作品、そして女性を対象にしたマーケティング戦略に物申すジリアン・マイヤーの巨大インスタレーション「インプレッションズ」など。

ビョークのDJパフォーマンス。

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10枚目のスタジオアルバム「ユートピア」をリリースしたばかりのビョークが、フロリダへ初上陸。アート・バーゼルで毎年恒例となっているIIIポイント・コンサート・シリーズ(過去にFKAツイッグスやケンドリック・ラマ―も出演)の一環として、面積9290平方メートルの巨大なマナ・ウィンウッド・アートセンターでDJパフォーマンスを披露。実験的なパフォーマンスでファンをたびたび驚かせる彼女、今回も独自の世界観でファンを魅了したのは間違いない。

乙女心をくすぐるアイスクリーム博物館でセルフィー。

ピンクの壁が人目を引くアイスクリーム博物館が、「アート・バーゼル・マイアミビーチ」の開催期間に合わせて、期間限定でオープン。ビヨンセも絶賛するこの博物館にあるトッピングのプールには、きっと誰もが飛び込んでみたいと思ったはず。

プラダとカールステン・ホーラーによるアーティなナイトクラブ。

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今年のマイアミ・アート・ウィークで最も高級感漂っていたインスタレーション「プラダ・ダブル・クラブ」。「ナイトクラブとアートの出会い」をコンセプトに、アーティストのカールステン・ホーラーとプラダ(PRADA)財団が、1920年代の古い映画スタジオを改装し、最高にインスタ映えするナイトクラブを作り上げた。室内のモノクロなクラブ空間とカラフルなトロピカル・ガーデンという、2つの相反する雰囲気を持つ空間ーー。訪れた人々をホーラーの狙いである「矛盾した旅」へと誘った。

COSが作り出す神秘の泡。

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今年、ミラノサローネ国際家具見本市にて、ミニマリストなファッション・レーベル、コス(COS)が、「New Spring」と題された、スタジオ・スワインによるインタラクティブなインスタレーションを発表した。スタジオ・スワインとは、日本人建築家の村上あずさとイギリス人アーティストのアレクサンダー・グローブスによるデザインデュオ。そびえ立つシャンデリア様の彫刻が霧を満たした泡を噴き出し、それらが頭上にあるライトから訪れる人々に降り注ぐ。イタリアのデザインフェアで好評だったこの作品、マイアミでも注目の的に。

反射の連鎖に迷い込む。エス・デブリンによる鏡の迷路。

話題のアーティスト、エス・デブリン。過去には、カニエ・ウェストの「ライフ・オブ・パブロ」ツアーでの空飛ぶステージや、ビヨンセの「フォーメーション」ツアーでのビジュアル・キューブの彫刻を手がけた彼女が、マイアミビーチにあるエディション・ホテルで新たなアート・インスタレーションを発表した。「Room 2022」は、650平方メートルのスペースにサイケデリックな旅を演出。色鮮やかな通路や仕掛けドア、アーチ型の天井で楕円形の鏡の迷路が出現。草間彌生とスティーブン・キングの「シャイニング」が出会った世界観が完成した。

グープの期間限定ミレニアル・ピンク・ギフト・ショップ。

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滞在中、アートやパーティーはもちろん、ショッピングでも心を癒したい人々のために、グウィネス・パルトロウ主宰のライフスタイルブランド「グープ(goop)」が期間限定でギフトショップをオープン(12月24日まで)。アイテムは、選びやすいようパーソナリティに合わせて分けられており、アート・ウィークを楽しみながら、クリスマスギフト用のショッピングも可能にさせた。グープのシグネチャーアイテムであるムーン・ジュース・ダストやビタミン・パックに加え、今話題のジェ―ド・エッグを手に入れた人もいる?

貴重なカニエ・スマイル #HappyKanye。

彼の公式インスタグラムアカウント @KanyeDoingThings を検索してみればわかるように、カニエ・ウェストが笑顔を見せることはめったにない。だがマイアミでは、満面の笑みを浮かべたカニエの顔が付いた高さ6メートルにおよぶインフレータブルバルーンの城をバーゼル・ハウス壁画フェスティバルで目にすることができた。バルセロナを拠点とするアーティスト集団「ハングリー・キャッスル」によるこの #HappyKanye は、妻のキム・カーダシアン・ウェストとの休暇中、カニエがキムの後ろでしかめっ面をした写真が、#SadKanye として話題になったことから着想を得たのだそう。人々は、作品の中に入ってカニエの“エゴ”をなでることができたとか。本人はなでてもらう必要もなかっただろうけれど。
US版『VOGUE』 に掲載された元記事はこちら

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