女性版ジェームズ・ボンドが実現するなら主演は一体誰に!? ボンドボーイ候補も勝手に妄想! – VOGUE JAPAN





先日、シリーズ第25弾の2019年公開予定が正式に発表された「007」シリーズ。ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役を続投という一部報道もあるけれど、今回の発表では言及されていない。そんな中、湧き起こっているのが、ボンドのキャラクターを女性にしてみたら? というアイディア。そこで女性版ボンドの予想像や自薦他薦の候補をご紹介、さらにボンドガールならぬボンドボーイ候補まで勝手に考えてみました。

もしもボンドが女性なら……。
007 スペクター ダニエル・クレイグ レア・セドゥ
現時点での最新作、2015年公開の『007 スペクター』。ダニエル・クレイグ演じるボンド(右)と、ボンドガールのマドレーヌ役のレア・セドゥ
頭文字Jのファーストネームでまず挙がるのはジェーン。女性ボンド待望記事を載せる各誌も、彼女の名前は「ジェーン・ボンド」と設定している。

イギリス秘密情報部(MI6)の優秀なスパイには、明晰な頭脳と高い身体能力は必須。さらにボンドならば、男女とも虜にするセクシーな魅力は絶対条件。英国人らしい余裕に満ちた優雅さやウィットも欠かせない。そしてきっと、任務に当たっていない時はMI6に男女の賃金格差改善をかけあっているはず。

ジェームズ・ボンドといえばタキシードだが、女性の場合もやはりスモーキング・ジャケットに細身のパンツが基本スタイルになりそう。衣裳はステラ・マッカートニーやグレース・ウェールズ・ボナーなどUK出身の女性デザイナーの仕事を見せてもらいたい気も。ちなみに水中シーンでは実用的ではないビキニではなく、黒のワンピースの方がリアル。それこそステラのブランドがぴったりでは。

シャーリーズ・セロン 180cm近い身長から繰り出されるアクションには惚れ惚れ。
シャーリーズ・セロン
昨年5月、カンヌ国際映画祭レッドカーペットにて。タキシードの着こなしが完璧!Photo: KCS/AFLO
最新作『アトミック・ブロンド』(10月20日公開)で奇しくもMI6のスパイを演じているシャーリーズ。180cm近い長身にバレエで鍛えた運動神経を発揮、キレのあるアクションを見せている。

そんな彼女を名指しでボンド役に熱烈推薦したのがクリス・ヘムズワース。先日、『W』誌のインタビューで「シャーリーズ・セロンが次のボンドをやるべきだよ」とコメント。ボンド役に必要な「あらゆる強さ、気高さ、尊厳、誠実さを体現している。すごく頭が良いし、身体能力もある。『スノーホワイト 氷の王国』(16)で共演したけど、ハイヒールを履いて8フィート(約2.4m)もあるロングドレス姿で格闘シーンをこなす彼女はすごかった」と大絶賛。「いいんじゃない? そろそろそういう時期だ」と女性がボンドを演じるアイディアを歓迎した。

シャーリーズといえば、『マッドマックス 怒りのデスロード』(15)で鬼気迫る女戦士フュリオサを演じたのも記憶に新しい。そして『モンスター』(03)でアカデミー主演女優賞を受賞している大女優でもある。クリスお薦めの通り、これ以上は望めない適役ではないだろうか。

ちなみにリブート版『ゴーストバスターズ』(16)でのおバカなイケメン受付男子役が絶賛されたクリス。もしシャーリーズ=ボンドが実現した暁には、ボンド・マンはどう? と振られたら「クール! 僕たちでボンドのデュエットができるね」と答えていた。

カーラ・デルヴィーニュ  「ボンドになりたい!」と猛アピール中。
カーラ・デルヴィーニュ
最新主演作プロモーションのフォトコールには、アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)のグレンチェックのスリーピースで登場。まさにボンド好みの生地。Photo: Shutterstock/AFLO
次回作公開予定の発表と同時に、各方面が予想した次のボンドガール候補のトップに名前が挙がったカーラ。関係者も「キックアスな強いキャラクターは007に負けないくらいパンチがある」と大絶賛している、とイギリスの大衆紙『ミラー』が報じたが、そのことについて聞かれたカーラは「私はジェームズ・ボンドになりたいの。女性にだってできるわよ」と『The Sun』紙に答えた。

確かに、ボンドに勝るとも劣らない強烈な存在感はモデル時代からの活躍で証明済み。昨夏公開の『スーサイド・スクワッド』や現在欧米で公開中の主演作『Valerian and the City of a Thousand Planets(原題)』で披露したアクションもなかなかの腕前だし、20代の若さあふれるボンド像というのも新鮮。そして彼女が演じるなら、ボーイ or ガールといったジェンダーを取り払ってボンドの相手役を選ぶのもあり、ではないだろうか。

エミリー・ブラント&ロザムンド・パイク イギリスを代表するクール派といえばこの二人。
エミリー・ブラント ロザムンド・パイク
<左>2014年、ケイト・ブランシェットらとアルマーニのキャンペーンモデルを務めたエミリーのタキシードルック。<右>ロザムンドは4月、ニューヨークで第16回トライベッカ映画祭に参加。スーツはボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)。Photos: Photomasi,Photoshot/AFLO
UK出身のクールビューティー系で、この人が演じるボンドを見てみたいと思わせるのはエミリー・ブラントロザムンド・パイク

エミリーはトム・クルーズと共演した『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14)でハードなアクションを披露。オスカー候補作の主演映画『ボーダーライン』(15)や『ガール・オン・ザ・トレイン』(16)で見せたシリアスな演技の説得力は言うまでもなく、出世作『プラダを着た悪魔』(06)などでコメディのセンスも発揮。『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(09)で19世紀の英国女王を演じたノーブルな風貌も、ボンド役にはふさわしい。

ロザムンドは『007 ダイ・アナザー・デイ』(02)でボンドガールを務めた経験の持ち主。ボンド映画かくあるべし、という基本はすでに身につけているはず。オックスフォード大卒の才媛で、ジェーン・オースティンの世界が似合う(キーラ・ナイトレイ主演『プライドと偏見』にも出演)クラシックなブロンドビューティーだが、『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!』(13)『海賊じいちゃんの贈りもの』(14)などコメディ作でも活躍している。

しかし彼女の代表作はなんといっても、一見理想の夫婦が抱えるどす黒い闇を描いた『ゴーン・ガール』(14)。同作で演じたヒロイン像のように、アクションよりも頭脳派パワープレイが得意のボンドが似合いそう。

ヴィクトリア・ベッカム ボンドボーイには夫デビッドが!? 夫婦共演が見てみたい。
ヴィクトリア・ベッカム
2016年5月のカンヌ国際映画祭にて。ドレスコードに挑戦したパンツスタイルが話題に。Photo: Chris Ashford/Camera Press/AFLO
スパイスガールズ時代にはポッシュ・スパイスとして、グループでの主演作『スパイス・ザ・ムービー』(97)、その後は『ズーランダー』(01)、やドラマ「アグリー・ベティ」(07)などフィクション作への出演経験はあるものの、いずれも本人役。

というわけで演技力は未知数ながら、UKを代表するアイコン=ボンドを任せると言われたら、持ち前の完璧主義でボンドのルックに関しては決めすぎるくらい決めてくれそう。昨年5月のカンヌ国際映画祭のレッドカーペットに、女性はロングドレス着用の決まりに逆らって、自らデザインした黒のパンツルックで登場して話題になったヴィクトリア。

もしボンド役となれば、確実にスタイリングも兼任で、衣裳は自前のブランドで全部揃えるかも。そしてボンドボーイには、俳優業にも爪痕を残したい夫デビッドを起用する?

人種と国籍問わない、ボンドボーイ候補たちを列挙。
ハリー・スタイルズ
『ダンケルク』ニューヨーク・プレミアに参加したハリー・スタイルズ。Photo: Evan Agostini/Invision/AP/AFLO
百戦錬磨のボンドの相手に不足なし、と納得させる魅力が不可欠なだけに、ボンドボーイには容姿端麗で人を惹きつける個性を求めたい。

まずは『ダンケルク』(9月9日公開)で俳優デビューを果たしたハリー・スタイルズ。同作のクリストファー・ノーラン監督は7月にMTVのポッドキャスト「Happy Sad Confused」に出演した際に「007」シリーズ監督に意欲を見せていた。ハリー自身は俳優業について『ダンケルク』出演が「最初で最後かも」と発言しているが、ほかならぬノーラン監督からオファーが来たら考え直すかも?

アンセル・エルゴート タロン・エガートン ジェイミー・ドーナン
<左から>タロン・エガートン、アンセル・エルゴート、ジェイミー・ドーナン。Photos: Photoshot, Backgrid, UPI/AFLO
ハリーと同年代では、『キングズマン』(14)の新米スパイ役で大活躍したタロン・エガートンも上質なスーツの着こなしは申し分なし。『ベイビー・ドライバー』(8月19日公開)で注目のアンセル・エルゴートは、童顔に長身というギャップが面白いかも。もう少し大人の色気が欲しければ、「フィフティ・シェイズ」シリーズのクリスチャン・グレイ役でおなじみのジェイミー・ドーナン

アレクサンダー・スカルスガルド、ピエール・ニネ、クリス・エヴァンズ
<左から>アレクサンダー・スカルスガルド、ピエール・ニネ、クリス・エヴァンズ。Photos: Shutterstock, Best Image,  ED/JL/IWC Schaffhausen/Camera Press/AFLO
ヨーロッパ系ならば、長身で影のある二枚目、アレクサンダー・スカルスガード。『イヴ・サンローラン』(14)に主演したフランスのピエール・ニネ(フランソワ・オゾン監督の新作『婚約者の友人』にも主演)のミステリアスで優雅な佇まいも合いそう。SNS上のフェミニストなツイートで知られるクリス・エヴァンズも、強いヒロインを支える役割を心得ているはず。

マハーシャラ・アリ、マイケル・B・ジョーダン
<左から>マハーシャラ・アリ、マイケル・B・ジョーダン。Photos: Splash, Abaca/AFLO
ボンドはMI6所属という設定もあり、歴代のボンド役者は2代目のジョージ・レーゼンビー(オーストラリア出身)と5代目のピアース・ブロスナン(アイルランド共和国出身)を除いて全員UK出身。少し前には初のアフリカ系ボンド候補としてイドリス・エルバの名が挙げられていたが、そのはるか以前から、世界を舞台に活躍するボンドが出会う女性役には、ハル・ベリーやグレイス・ジョーンズ、日本の浜美枝や若林映子など人種不問で美女たちが起用されてきた。

ならば、オスカー女優ハル・ベリーの向こうを張って今年オスカー助演男優賞に輝いたマハーシャラ・アリ、期待の若手であるマイケル・B・ジョーダンなどなど……。名前を挙げていけば、きりのない国際色豊かなリストは尽きない。

Recommend 編集部おすすめの関連記事

Back Number バックナンバー


こんな記事もよく読まれています



コメントを残す