あの大塩平八郎も認めた「義商」 大丸創業300年、焼き討ちを回避させた「先義後利」の精神 – 産経ニュース



 流通大手、J・フロントリテイリング傘下の百貨店「大丸」が今年で創業300年を迎えた。江戸中期の享保2(1717)年に創業してから長らく大阪に本社を構え、文字通り「大阪の大丸」というイメージが強いが、実は京都が発祥の地だ。地元・京都を中心には創業300周年イベントが相次ぎ行われている。歴史をひもとくと、天保8(1837)年、大坂で発生した大塩平八郎の乱で、大塩が「大丸は義商なり」と語り、店舗の焼き打ちを免れたエピソードも伝わる。創業者が唱えた社是「先義後利」で幾多の苦難を乗り越え、今がある。(西川博明)

「世界最速の男」来日で祝福

 石畳の上を国内外の観光客が行き交う京都・祇園の花見小路(京都市東山区)。今年9月、古い町家の前に大きな人だかりができた。「世界最速の男」と呼ばれ、陸上男子100メートル、200メートルの世界記録保持者、ウサイン・ボルトさん(ジャマイカ)が8月の引退後、初めて来日し、突然姿を現したからだ。

 これは大丸が実施した創業300周年の記念行事の一環。この町家を借りて店舗にした「大丸京都店 祇園町家」で、スイスの高級腕時計ブランド「ウブロ」のオープニングイベントを開き、ボルトさんがウブロのPR役で出席したのだ。

 この店舗から約1・5キロ離れた四条通沿いにある大丸京都店(京都市下京区)では同じ9月の週末、映画「ローマの休日」などで有名な世界的女優、故オードリー・ヘプバーンさんの孫で、女優・モデルのエマ・ファーラーさんが来日し、トークショーを開催した。これも創業300周年を記念し、大丸の全国主要各店で開かれた「ヘプバーン展」の一環だった。

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